私はいつでも恋したい 加山なつこ【aldn00399】
結婚25年。娘も成人し平凡だが幸せな生活を送っていたなつこ。夫とも適度に仲は良く、特に不満も感じていなかった。そんな時に娘の先輩、菅野と出会うなつこ。始めは何でもない関係だった。ただ、菅野がなつこに一目惚れしてしまった。禁断の関係、そうわかっていた菅野は純粋で控え目な青年だった。そんな実直な姿になつこは青春を思い出してしまう。 「僕、なつこさんに本気で恋してますから…」 「もう…何言ってるの?」 「変な事言ってるのは、わかってます。なつこさんには旦那さんも結奈ちゃんもいるから… 叶わぬ恋ってのは、わかってますから…」 「…菅野君…」 「最後に…手、つないでいいですか?」 「え?…どうしよう…」 「これで…諦めますから…」思わず手を握ってしまうなつこ。その瞬間、なつこの中に眠っていた、トキメキの心が目を覚ましてしまう。何年も忘れていた恋心…。その気持ちが理性を壊し、禁断の関係へと発展する。